こんにちは。神戸市灘区六甲道にある山手整骨院です。
ヒアルロン酸注射は変形性膝関節症の軟骨破壊がさほど進んでいない状態には有効な治療とされており、日本ではとてもポピュラーな治療法です。ヒアルロン酸は関節内を満たす液体の成分で、それを補充することによって膝の動きを滑らかにしたり、クッション性を少し高めることができます。ヒアルロン酸注射。ひざの痛みや炎症を抑える効果があり、保存療法として最も頻繁にされている治療法の一つです。
しかし、定期的に打ち続けなければ効果を持続させることはならないです。
いつまで注射を続けるべきか、漫然と続けてしまって良いものかとお悩みの方も少なくないと思います。
本当にひざの痛みの原因が関節の中なのか外なのかが問題です。
膝関節を固定するための支持組織(靱帯や腱)や関節膜、関節包を指します。
膝の痛みの原因が関節外にある場合、支持組織が原因となります。
関節の外にある支持組織が原因である場合が殆どで、当院では8割ほどの患者様が該当します。
関節の外が原因の場合は注射よりもトリガーポイント治療(指圧)や組織の柔軟性や関節可動域訓練の方が、はるかに有効です。
当院に「ヒアルロン酸注射が効かない」といって来院される患者さんの6割は、「関節外」に原因があります。その場合、トリガーポイント治療や機能訓練を受けて「初めて痛みがとれた!」と喜んでいただけます。
すべての患者さんに効果的というわけではありませんが、ヒアルロン酸注射で、膝の痛みが改善されない方は、一度セカンドオピニオンを検討してみても良いかもしれません。
【メリット】
・初期症状の痛みを緩和できる
・注射だけの治療
・もともと体内に存在する成分なので副作用のリスクが低い
【デメリット】
・体内に吸収されるため効果期間が短い
・症状が進行している場合は効果が少ない
・注入時に失敗すると激痛を伴う