神戸市灘区六甲道の山手接骨院です。
今回は鍼灸のお話です。
最近多い急性腰痛の鍼治療についてのお話です。
使い痛みや重量物を持つ、筋肉性の腰痛のほとんどは、筋肉のコンパートメントと呼ばれる症状です。
結論から申しますと、このタイプの腰痛は鍼灸が最も得意とする症状で、治療により劇的に改善します。
筋肉のコンパートメントは分かり易く例えると、ソーセージのバイエルンを湯煎した状態です。
筋肉は筋膜という薄い袋で覆われており、筋肉がパンパンに膨れ上がり、薄い袋もまた、風船が膨らんだ状態となります。
その症状は、重だるい鈍痛感があり、指圧で疼痛部位を押すとジーンと臀部や足の方にまで響きます。
その場所はツボと呼ばれる場所であり、トリガーポイントとも呼ばれます。
症状は関連痛や知覚過敏(しびれ)・違和感といった症状のほかに、感覚鈍麻・発汗・めまいなどの自律神経症状を引き起こすこともあります。
このツボやトリガーポイントによる痛みやその他の症状を引き起こす症候群を、筋膜性疼痛症候群(Myofascial Pain Syndrome, MPS)と呼びます。
治療は多岐にあるのですが、疼痛緩和の治療を説明します。
疼痛の原因筋肉に鍼を刺し、風船のように張った筋膜に穴をあけます。
鍼灸師の感覚はプチという感覚があります。これは筋膜に穴があいて、筋肉内圧が下がります。これにより、疼痛が引いて症状が軽減します。
特にターゲットの筋は多裂筋と腰方形筋、腸肋筋などです。
ここに鍼を進入させて筋膜を破ります。
多くの方は次の日はウソの様に楽になります。
ぜひ、お試しください!